極端な二択ですが、「安くて長持ちしない家具」と「高いけど長持ちする家具」なら、あなたはどちらを購入しますか?
予算や環境によって難しいケースはもちろん承知の上で、それでも「高いけど長持ちする家具」を選ぶことを、強くおすすめします!
値段は安くても長持ちしない家具の特徴
安い家具は品質が悪いことが多いため、単純に長持ちしません。
ファストフードやファストファッションのようなものだと考えてください。トレンドに沿ったデザインで大量生産するため、簡単に手に入って値段が安い代わりに、消費サイクルが早いのです。
値段の安い家具は、そもそも長持ちすることを前提として作られていません。
もしも気に入ってずっと使いたいと思ったとしても、数年で痛んでしまううえ、メンテナンスできないことがほとんどです。
表面の傷を研磨してオイルを塗ったり、傷んだ金具を交換したり、ぺったんこになったウレタンやすり切れたカバーを交換したりといったメンテナンス前提の構造ではないのです。
結果として、泣く泣く数年で家具を使い捨てることになってしまいます。
値段は高いけど長持ちする家具の特徴
長持ちする家具は当然品質が良く、それゆえに値段も相応に高くなります。素材と作りが良いので、長年使用しても壊れることはありません。
職人こだわりのデザインは機能的で美しく、どんな部屋にも馴染むナチュラルなものが基本となるため、毎日使っていても飽きることはないでしょう。
それどころか、年を経てメンテナンスを続けることで家具は育ち、新品の頃とは違った顔を持つようになります。
こういった特徴を持つ家具は、愛用者の人生に長く寄り添ってくれます。家具と共に暮らした日々は愛着となり、癒しや安心感をもたらしてくれるでしょう。
また、長持ちする家具は、万が一自身が必要としなくなっても誰かに譲ることが可能です。
子供や孫へ住宅や家具を受け継ぐ習慣のある欧米には、家具をメンテナンスしながら長く使用する考えがしっかり根付いています。
品質の良い家具は使い続けても価値が下がらず、場合によってはアンティークやヴィンテージとして好まれます。しっかり手入れされて愛されている家具ならば、譲られる方も喜んで受け継いでくれるのです。
値段は高いけれど長持ちする家具は、その品質の良さと機能性で暮らしを豊かにしてくれます。
上質な家具を側に置いて長く愛することで、自分の暮らしの質も上げることができるのです。
長く愛したいメーベルトーコーの家具
魅せる収納を叶える “ソラへ”と伸びた木とデザインの美しさ「SORAHE」。
まるで生きている木のような佇まいを感じる本棚。その理由は
「樹木はもちろん、建造物や信号機のポールなど縦に伸びるものはすべて、先が細く狭い」
このメソッドをデザイナーである桐本隆士氏が家具に取り入れました。
この造形美を投影させたSORAHEの棚の支柱は、上に行くほど徐々に細くなっていて、さり気なく施されたフォルムは見た目にも安定感を与え、安らぎの空間を作り出してくれます。
この「SORAHE」の寸分の隙も見せない完璧なデザインは各方面で賞賛を獲得。
2005年のIFDA(旭川国際家具コンペディション)「ゴールドリーフ賞」を受賞、
2007年ニュークラシックアワード歴代優秀作品のデザイン群にも名を連ね、
2014年にはグッドデザイン賞「グッドデザイン・ベスト100」にも選ばれました。
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