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「北欧家具」の5つの特徴や一般家具との違いとは?【旭川の家具メーカーが解説】

近年では、ヨーロッパ由来のシンプルで洗練された、北欧家具が人気です。

北欧家具が人気な理由はデザイン性に優れお洒落な点はもちろん、実用性にも優れているからです。 

日本でも多くの人に愛され人気のある北欧家具について、その特徴や魅力はどのようなものかをご紹介します。 

【内容まとめ】

  • 北欧家具は厳しい冬に暮らす土地で生まれた
  • 「快適で居心地が良い飽きないデザイン性」「長く愛用できる実用性」が主な特徴
  • 「誰にでも共有できる飽きないデザイン」「小物は可愛い柄と色が挿し色」「ナチュラルでシンプル」「実用的」「天然木」

  

北欧家具とは? 

北欧デザイナーとコラボした木製家具
写真は北欧フィンランドのデザイナーとの共同作品

北欧とはヨーロッパの北にある「デンマーク」「スウェーデン」「ノルウェー」「フィンランド」、4ヶ国の総称です。また北欧家具の由来には、北欧特有の長くて厳しい冬が関係しています。北欧の冬は単に寒いだけでなく、日照時間も短いことで暗い時間が多い点が特徴です。 

そんな冬を室内で家族と過ごすことが多いため「快適で居心地が良い飽きないデザイン性」「長く愛用できる実用性」という、北欧家具のスタイルが出来上がりました。

そしてこのスタイルは北欧のみならず、日本をはじめとする多くの国から人気になったのです。今では日本でも多くの北欧家具を見かけるようになりました。 

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北欧家具が誕生した歴史や背景

北欧家具は、1900年代初頭では現在のシンプルな家具とは違い、貴族向けの重くて大きな家具が主流でした。

しかし、1940年代に生活協同組合がデンマーク国民を豊かにする目的で、「高い質、買いやすい価格、高い機能やデザインを」と掲げた家具製造したところから、現在のような家具産業が発達したと言われています。 

気候的にも寒く、昼間の日照時間が短い為に家の中過ごす時間が長い国土でもありますが、そんなニーズを掘り起こすように、各デザイナーとメーカーが協力をして、展示会の出展や顧客のニーズに寄り添った提案ができる仕組みへと発展。

その結果「使いやすいデザインの良いものは優れている」デザイン王国としての地位を築いてったのでした。

 

北欧家具の特徴と魅力

冬の長い北欧の気候では、人々が室内で過ごす時間が長くなります。

寒くて暗い冬を、少しでも暖かく明るく過ごせるようにデザインされているのが北欧家具です。

今や日本を含め、世界各国で人気の北欧家具。見た目のデザイン面はもちろん、他の魅力も知ることで、さらに北欧家具に魅力を感じてもらえることでしょう。 

以下に、北欧家具の特徴を5つご紹介します。

 

①誰にでも共有できる飽きないデザイン

北欧家具に求める第一の条件としては、長い時間を家族や友人と楽しく過ごすために、だれに対しても、使いやすく居心地が良く、飽きないことが求められます。

だれにも、どのようなときにも受け入れられ、共有できるデザインであるということです。あまり無機質な感じは強くなく、最近では”北欧モダン”とも呼ばれています。

ベースはシンプルですが、置いている家具がモダンなものを使っていることが多いです。 

北欧家具のデザインとして、特に椅子にみられるような美しい曲線デザインはもう一つの特徴です。テーブルとかスツール類にもさまざまな曲線美の垢抜けたデザインを見ることができます。

ただ美しいだけでなく、よく機能性が突き詰められております。体にピッタリ合うようによく計算され曲線で、長く座っていても疲れず、楽に座っていられるよう作られております。 

 

②小物は可愛い柄と色が挿し色

ベースの壁や家具などはシンプルですが、小物にはとても可愛い柄やビビッドな色を使ったデザイン性の高いものを取り入れます。

クッションなどは可愛い柄が入っているものを取りいれてアクセントや挿し色にします。周りがシンプルなので、そういったアクセントがとても映えます。 

 

③ナチュラルでシンプル 

使いやすく、飽きないデザインであるためにはナチュラルであることと並んで、シンプルであることも重要な特徴となっています。 

白を基調としたナチュラルなイメージですが、白以外にもモノトーンもあり、ほっこり落ち着く木を使った家具をたくさん使います。自然と一緒に共存しているかのような雰囲気の、ナチュラルなインテリアです。 

また、出来るだけ無駄を省き、大切な機能に絞り込んだシンプルなデザインが多いです。 

シンプルながら、センスが良く、洗練され、垢抜けした、高級感のあることも欠かせません。北欧の人たちの、合理的・効率的な中にも、謙虚で、美的センスを忘れない気質が感じ取れます。 

 

④実用的

①~③のデザインや色、シンプルさに加えて、実際にその家具を使う人が、長い間使っても疲れることなく、居心地よく使え、丈夫で長持ちします。 

これらの要素を兼ね備えた「実用的な家具」が北欧家具の大切な特徴となっております。ここにも、北欧の人たちの、合理的・効率的な気質が感じられます。 

 

⑤天然木

欧州家具がナチュラルであることの最大の要素となるのは、素材としての天然木にあります。 

長い夜と寒さのために、インテリアとしては、温かみが感じられ、明るく、居心地の良いスタイルです。この温かみのある雰囲気は、北欧に恵まれる天然の材木を用いた家具によって作り出されます。

加工素材ではなく、天然の無垢材で作られた家具は、部屋の中で自然が味わえ、穏やかなぬくもり、なごみなどナチュラルな雰囲気を醸し出します。

木材で自然色を出すことと、併せて、庭とか山、大地の色感を用いても、自然の中にいるような、温かく落ち着いた感じを出します。 

また、木材以外の素材として、リネンとかウールなど天然素材が好んで用いられます。合成繊維にはない安堵感と落着きを与えてくれます。 

コラム:日本人のための椅子も作った北欧家具デザイナー「ブルーノ・マットソン」


引用画像:Bruno Mathsson

北欧家具の名産地・スウェーデン。この地で生まれたブルーノ・マットソン(1907~88)は、「家具デザインに革命をもたらした」と称される偉大な家具デザイナーの一人です。5代続く家具屋の息子として、幼い頃から家具の知識を身に着け、わずか20代にして後世に傑作と語り継がれる椅子「EVA(エヴァ)」を生み出しました。

写真はマットソンの傑作「EVA」

引用画像:Bruno Mathsson

ブルーノ・マットソンの椅子の特徴は、「積層(集成材)」や「曲げ木」の技術を駆使した軽快でやわらかいフォルム。無垢材(天然木)では実現できない自由でダイナミックなデザインを可能にすることで、椅子の可能性を大きく広げました。


  • 積層(集成材)
    30ミリほどの厚さの木材同士を接着した材木のこと。木材繊維を上手に揃えることで、強度を高めることが可能。無垢材でしばしば起こる「反り」「割れ」を防ぎ、品質を安定させることができる。
  • 曲げ木
    一本の木に水分を含ませて熱することで柔らかくし、曲げ加工を施すこと。19世紀頃、ドイツの家具職人によって完成された伝統ある技術。日本には、奇しくもマットソンの生まれた1907年に曲げ木の技術が伝わったとされている。

そんなマットソンですが、実は日本にもゆかりのある人物です。もともと北欧家具は、西洋人の体格を前提に設計されるものが多いのですが、マットソンは、日本人が快適に座れる椅子を目的に一からデザインを書き起こし、畳の上でも使える「安楽椅子」を考案しました。

使われてこそ家具——マットソンのまなざしには、メーベルトーコーの目指す家具づくりの本質があります。デザインは、単純に見た目がいいだけでは意味がありません。あるイタリアのデザイナーは「“ナイス”にするだけじゃ物足りない」と言い放ちました。デザインは、使う人の求めているものや、暮らしをカタチにしたものです。そこではじめて真の美しいデザインがあらわれます。いわゆる“機能美”ですね。

メーベルトーコーも、人々の暮らしに役立つ生活道具をお届けするために、日々家具づくりを行っています。みなさんがもし、家具選びに困ったときは、自分が家具に何を求めているのか、どのような生活スタイルなのかを、あらためて見つめ直してみてください。その過程で、きっとあなたにぴったりの家具が見つかるはずです。その家具は、北欧テイストの家具かもしれないし、モダンクラシカルやヴィンテージタイプの家具かもしれません。

メーベルトーコーの「half chair Op.2」。フィンランドで学んだ家具デザイナーによって考案。国際家具デザインフェアにて最高賞を受賞。

引用画像:MUKU工房

PALAPELI STOOL(パラペリ・スツール)は、フィンランド出身のデザイナーが考案。現地語で「ジグソーパズル」の意味がある。

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